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サイトマップ31本、インデックス1本 — 3サイトの SEO を AI と総点検した

2026-06-11 / 第19号 / 公開時点では下書き

2026-06-03、運営している3つのサイトの Search Console を、AI(Claude)と一緒に総点検した。対象は、このサイト rooo.pro、会社の情報サイト esynet.jp、コミュニティの karaha.org。

結果はタイトルの通り。一番の発見は、karaha.org がサイトマップで31本の URL を Google に渡しているのに、インデックスされていたのはトップページの1本だけだったこと。公開して間もないサイトとはいえ、検索の世界には実質存在していなかった。


3サイトを並べて健康診断した

きっかけは単純で、3サイトとも Search Console を「登録してサイトマップを送った」ところで止まっていて、その先の数字をちゃんと読んだことがなかったから。

進め方は、AI に Search Console の画面を順に読んでもらい、私は横で「それはどういう意味か」「問題なのか正常なのか」を聞いていく形。手動ペナルティとセキュリティの問題は3サイトともゼロ。構造化データなどの技術実装はむしろ整っている方だった(karaha.org は全ページに構造化データが入っていて模範的、という評価すら出た)。

それでも、基本の数字を並べるとこうなった:

サイトサイトマップの URLインデックス済み
karaha.org311
rooo.pro3014
esynet.jp44

karaha.org は検索に "存在していなかった"

31本中1本。最初は何かを壊しているのかと思った。robots.txt、canonical、noindex、内部リンク、リダイレクト — 疑わしい場所を AI と一つずつ潰していったが、全部健全だった。

原因はサイトの不具合ではなく、「Google がまだ下層ページをクロールしに来ていない」。新しめのドメインで被リンクが少ないと、Google はクロールの予算をなかなか割いてくれない。ページ側に問題がないのにインデックスされない、という状態は普通に起きるらしい。

頭では知っていたつもりだったが、自分のサイトの数字で見ると重みが違う。イベント案内も活動レポートも、検索からは1ページも見つからない状態のまま公開し続けていたわけだ。

他の発見:3サイトとも「指名検索だけ」

個別の発見も並べておく。

・流入はほぼ指名検索。3サイトとも、検索から来る人はサイト名や団体名(karaha / esynet / rooo)で探した人だけで、一般のキーワードでの露出はほぼゼロだった。つまり「もともと知っている人」しか検索からは来ていない。

・esynet.jp に404が6本。旧サイト時代の URL の残骸が 404 として記録されていた。確認したら現在はリダイレクト設定済みで実害なし。Google の再クロール待ちで解消、と整理できた。

・rooo.pro のタイトルが何も伝えていなかった。検索結果に出るのが「rooo.pro」の7文字だけ。何のサイトか分からないので、クリックする理由がない。esynet.jp も平均掲載順位 43.5 と、出てはいるが遠い位置にいた。

その日のうちに打った手

対策は「クロールを促す」と「ページ側を良くする」の2系統に分けた。

インデックス登録リクエスト:karaha.org の主要8ページ(ハブページ+直近イベント)と rooo.pro の記事3本、計11 URL を URL 検査からリクエスト。1日の上限に近い本数だった
サイトマップ再送信:karaha.org のサイトマップを再送信。小さい発見として、送信フォームはフル URL で入力しないと受け付けてくれなかった
rooo.pro の title 改善:「rooo.pro」→「rooo.pro|build in public ― メディアが立ち上がる過程を公開中」。何のサイトかをタイトルで言う
esynet.jp の構造化データ網羅:未対応だったページにパンくず等を追加して全ページカバーに
404 の解決確認:リダイレクトが効いていることを実際の URL で確認

コードに落とせる改善は、その日のうちに3サイトへ push した。点検から対策まで半日。この速度は、AI と並走する点検の良さだと思う。

「対策した日」で終わらせない:効果測定をルーチンに

ここで終わると、たぶん私は二度と Search Console を開かない。なので効果測定を毎週月曜の AI 定期実行タスクにした。Search Console を読んで、3サイトのインデックス数・サイトマップの状態・検索パフォーマンス・指名以外のクエリが出始めたか、をログファイルに追記していくだけの読み取り専用ルーチン。サイトには何も触らない。

正直に書くと、点検から1週間程度では、まだ劇的な変化は出ていない。インデックスは数日〜数週間かかると言われるし、リクエストしたからといって必ず登録されるわけでもない。だからこそ、見るのを自分の意志に任せず、ルーチンにした。数字が動いたかどうかは、毎週月曜のログが教えてくれる。

学び:SEO はまず健康診断

今回の学びは、SEO は「何かすごい施策」を探す前に、まず健康診断だということ。

サイトマップで何本出していて、実際に何本インデックスされているか。
その差分を、自分のサイトについて即答できるか。

私は答えられなかった。31対1という数字は、点検するまで存在すら知らなかった。技術的に整っていることと、Google に見つけてもらえていることは、別の話だった。

派手さはゼロだが、基本の数字を把握して、直せるものをその日に直して、測定を仕組みにする。SEO の最初の一歩はたぶんそれで十分で、それ以上のこと(被リンクやコンテンツ追加)は、この数字が動き出してから考える。